住宅2

家の間口が１間半であっても快適に暮らせますか？
その問いかけには、この案をもっておこたえします
１間半は大阪市営地下鉄の車両巾よりも少しせまいくらいです
電車と同じ巾しかない建物に家族と暮らす・・・・
想像だけではすこし勇気がいることのように思われるでしょう。

敷地いっぱいに建てざるをえないので、主な採光をトップライトからとります
２階の床の吹抜と階段部分をとおして、トップライトからの光が住宅全体にとどきます
せま苦しく感じないように各室とも間仕切りや扉をつけていません
そのかわり北側の部分と南側の部分にわけ、段差をつけました
空間はつながっているけれど、お互いの視線は同じ高さではぶつからない

住宅には部屋数や居間の広さだけでは解決しないことがたくさんあります
何をいちばん優先させたいのかをはっきりさせると
解決の糸口がみつかります

ふたつの大きなトップライトで採光と風を取り入れます
たて方向（１階と２階）につながりができると住宅は楽しくなると思いませんか？

左は２階の南側洋室から食堂ごしに北側洋室方向を見たイメージです
右は２階の北側洋室から食堂方向を見下ろしたイメージです
うなぎのねどこ。